お取引の流れ
小規模水道の場合
水道建設意向のヒアリング
新たな水道施設の建設・更新のご意向、集落の人口推移、現在の水質・水量への不安などを詳しく伺い、目的と優先順位を整理します。
コンサルタント契約(水道調査)
調査内容・期間・費用をご説明の上、水源や既存施設の状況を把握するためのコンサルタント契約(水道調査業務)を締結します。
現地調査の実施
現地にお伺いし、水源・施設・配水状況・メンテナンス体制などを詳細に確認します。必要に応じて簡易水質チェックも行います。
施設イメージのすり合わせ
調査結果をもとに、「どの水源をどう生かすか」「どの程度の規模・機能が必要か」など、住民の方々とイメージを共有しながら方向性を固めます。
設計・積算
合意した方針に基づき、具体的な浄水方式・設備構成・配管計画を設計し、工事費・機器費などを含めた概算積算(見積もり)を行います。
最終設計案の提示・合意
設計図・仕様・概算費用をわかりやすくご説明し、ご質問にお答えしながら最終案を調整します。内容にご納得いただいた上で設計案を確定します。
自社で建設/他社で建設(施工監理)
ご要望や地域の事情に応じて、水未来研究所による施工、または地元業者など他社施工をご選択いただけます。他社施工の場合も、当社が施工監理として品質・水質をチェックします。
建設完了
施設の据付・配管・設備工事が完了後、外観・構造・配管接続などを確認し、図面通りに施工されているかを検査します。
コンサルタント契約(運転維持管理指導)
運転開始後のサポートとして、住民による運転・維持管理を支援するためのコンサルタント契約(運転維持管理指導)を締結します。
試運転調整(弊社により実施)
水未来研究所の技術者が試運転を行い、水質・水量・各機器の動作を確認します。必要に応じてバルブ調整や運転条件の微調整を行い、安定運転の状態まで仕上げます。
住民グループへの運転維持管理の指導
実際の設備を使いながら、住民グループの方々へ点検方法・清掃手順・トラブル時の対応などをレクチャーします。マニュアルやチェックシートもお渡しします。
住民グループによる運転開始・継続サポート
住民グループによる本格運転がスタートします。運用開始後も、電話・オンライン等でご相談をお受けし、必要に応じて現地訪問や追加指導を行います。
都市部の震災時の給水対策(池から生活用水の造水)
池からの生活用水化のご意向ヒアリング
対象となる池やお堀の位置・規模・周辺人口、防災拠点との関係などを伺い、「災害時にどの程度の水量・水質を確保したいか」など、導入の目的と要件を整理します。
コンサルタント契約(パイロット試験)
本導入の前に、池水の浄化性能や運転条件を確認するためのパイロット試験(実証試験)について、期間・内容・費用をご説明し、コンサルタント契約を締結します。
試験機の設置
対象となる池やお堀に小規模な試験機を仮設し、実際の池水を用いて浄化試験を行える状態にします。設置場所や安全対策も併せて確認します。
運転管理・観察・試験結果のご報告
一定期間、試験機を運転しながら水質の推移や装置の安定性を観察します。結果は報告書としてとりまとめ、浄化性能・運転負荷・想定ランニングコストなどを自治体様と共有します。
本契約(本施設設置のご契約)
パイロット試験の結果を踏まえ、本格導入に向けた施設規模・仕様・配置計画・概算費用をご説明します。内容にご納得いただけましたら、本施設設置に関する契約を締結します。
各種手配
機器の製作手配、電気・土木工事の調整、必要に応じた行政手続きなど、本施設設置に向けた各種手配を行います。工程やスケジュールも事前にご共有します。
設備設置工事
池や公園内に浄水設備を設置し、配管・電気・周辺整備などの工事を実施します。来園者の安全や景観にも配慮しながら施工を進めます。
試運転調整
設備完成後、水未来研究所が試運転を行い、水質・水量・連続運転の状態を確認します。災害時を想定した運転条件や、平常時の運用方法もこの段階で最適化します。
管理者への運転・維持管理指導
自治体職員や指定管理者のご担当者様に対して、日常点検・定期点検・非常時の操作方法などを、現場で実機を用いながらレクチャーします。マニュアル・チェックリストもお渡しします。
設備引き渡し・運転管理補助の委託
設備検査と書類の取りまとめ後、正式に設備を引き渡します。ご要望に応じて、運転管理補助や定期的なフォローアップについて、別途委託契約を締結し、長期的なサポートも行います。
